ホーチミン

ホーチミンにも行ってきました。

2年ごとにホーチミンに行き、ベトナム経済の発展を「定点観測」しており、今回が4度目になります。

 

毎回驚きの連続です。

 

初めてホーチミンを訪問した時(約6年前)、空港から市の中心地に向かうタクシーの中で、

「これはひどい街だ」と思ったものです。

 

道路はボコボコ、電柱は傾いており、電線は無造作に張られている。あふれんばかりの二輪車(主に原付)が道路を占領し、四輪車が1に対して、二輪車が50という割合。

信号機はあまりなく、交差点は「早いもの勝ち」。

何十台もの車が鳴らすクラクションで頭痛がするほど。

インフラもモラルもメチャクチャ。

街の中心地に着くと、大人たちは平日の昼間から何をしているのか分からないが、

路上に座り込んでダベっている。

その前で子供達は物乞いをしている。

 

衝撃だったのは、それがポルシェやベントレーが横付けされていた高級ホテルの入り口の目の前の光景だったということです。

日本で言えば、六本木のグランドハイアットの入り口にボロボロに破れて汚れたシャツを着た痩せ細った子供達が今日の夕食を求めているようなものです。

有り得ない光景です。

 

ベトナム上陸直後から強烈な貧富の差を見せつけられました。

 

しかし、これまで体感したことのないような地の底から沸き上がってくるパワーを感じました。

この時から、ホーチミンの魅力にぞっこんハマりました。

 

 

2回目に訪問した時(約4年前)、道路がきれいになり、物乞いの子供が街から消えていました。

これも衝撃でした。

バブルとは全く違う、真の経済発展を感じました。

日本では感じることの出来ない勢いです。

 

 

3回目に訪問した時(約2年前)、たった2年での街の変貌ぶりに驚きました。

まるで、シムシティの世界。

「この街は上海や東京を超えるのではないか!?」と思いました。

高層ビルが至るところで建設されていたのです。

たった2年で50階建て級の高層ビルが建築できるのは地震が少ない国だからでしょう。

 

 

そして、今回(4回目)。

ホーチミンに着いた直後の第一印象は、道路だけでなく、街全体がきれいになってる、ということ。

そして、相変わらず二輪車が多いものの、以前と比べて新車が目立つということ。

6年前に来た時、現地の会計士さんから、

「10年落ちの原付だってローンを組んで買う人が多いくらい、ベトナム人にとって二輪車は高価なものだ」

と教えてもらったことがあります。

ベトナム現地生産の原付といえど、新車だとそこそこの値段がすると思いますが、

それがバンバン売れている訳ですから、かなり所得が上がってきたのだろうと思います。

 

ちなみに、ベトナムは、新卒初任給が月給15,000円~30,000円で、タクシー初乗り約50円という国。

若干のインフレが起こっていますが、物価水準は日本の10分の1位~数分の1。

 

街の雰囲気は、大阪でいえば「昔の茶屋町」といえばイメージしてもらえるでしょうか。

昔からある下町の真ん中に、高層ビルが建設されており、そのコントラストが異様ではあるものの、

あと5年もすれば街は一変し、古き良きアジアンテーストが姿を消し、

近代人工建造物が埋め尽くすのだと思います。

 

高度成長期を脱し、なだらかな成長期に入った感があるものの(現地の人は、これを「景気の悪化」と言っていたが・・・)、相変わらずパワーを感じます。

 

ベトナム人の新卒初任給が月給15,000円~30,000円といいましたが、

年率30%くらいで年収が上がっていく人もいるようです。

 

監査法人のパートナークラスになると、日本の監査法人のパートナーよりも年収が高い人もいるとか。

物価水準が日本の10分の1位の国で、日本のパートナー以上の年収をもらっているわけですから、

年収数億円の公認会計士がごろごろいるようなもんです。

 

ベトナム最大の日系会計事務所に毎回訪問させて頂いていますが、

その事務所の勢いも活気もまるで違います。

 

ベトナムの街の変貌以上に、そこで働く人の変貌ぶりにかなりショックを受けます。

「たった2年で人間はここまで変われるものか・・・」と。

人間は一瞬で変われるのです。変わらないのは自分が変えようと思っていないだけ。

 

『競争もなく、格差もなく、活気もない、平和ボケした最大の社会主義国、ニッポン』

————そこから早く脱しなければ・・・、ベトナムに行くたびに思うことは同じです。

 

 

▼道路は二輪車で埋め尽くされる

2人乗りは当たり前。3人乗り、4人乗りも。
ホーチミン 二輪車

▼道路の真ん中にこんな人も・・・


ホーチミン 道路事情

▼古いビルの隣に新しいビルがどんどん建設される


ホーチミン 建物

▼KPMGが入居するSun Wah Tower Buildingの横はこんな感じ


ホーチミン 建物

▼24時
ホーチミン 夜景