箸 よく盥水を回す

イエローハット創業者で、トイレ掃除の伝道師でも有名な鍵山秀三郎氏が、古人・先人が語った「心に宿る言葉」をまとめた『人間を磨く言葉』(PHP研究所)という文庫本の中に、「箸(はし) よく盥水(かんすい)を回す」という言葉が紹介されています。

 

 
「盥」とは「たらい」ともよみます。つまり「盥水」とは盥(たらい)の中の水のことです。箸一本で盥水を回しても、箸しか回りません。ところが、その箸を根気よく熱心に回し続けていると、周囲の水が少しずつ回るようになります。さらに、諦めずに回し続けると、一段と輪が広がります。

 

 

我々は何事も箸一本で盥水を回し始めて直ぐに諦めてしまいがちです。大きな波を起こすには、根気よく熱心に行う努力が必要だということを、この言葉は教えてくれます。

 

 
鍵山氏も掃除を続けて三十数年。誰でも出来る小さなことでも、「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史に残る。」との自身の言葉の通り、こつこつと続けることにより歴史となりました。「こつこつと続けること、益はないが、意味はある」(鍵山氏)。続ければ本物になるのです。

 

 

(出処:税理士法人みんなの会計事務所発行ニュースレター「TAX NEWS LETTER」より)

 

 

人間を磨く言葉
鍵山 秀三郎
PHP研究所
2007-10-25