江戸商人・勘助と学ぶ 一番やさしい儲けと会計の基本/眞山徳人

江戸商人・勘助と学ぶ 一番やさしい儲けと会計の基本
眞山 徳人
日本実業出版社
2014-04-10

 

 

 

 

 

著者の眞山徳人(まやまのりひと)さんからご献本頂きました。
ありがとうございます!

 

 

難しいことを難しく説明することは簡単ですが、
難しいことを優しく説明することは(深い理解が必要ですから)とても難しいことです。

 

 

「会計」というものを会計を知らない人に優しく説明するということは、私にとっては専門書執筆の数倍の労力を要することです。

 

 

それをやってしまう若干名の公認会計士の先生方には敬意を払うばかりです。

 

 

さて、本書の著者眞山徳人さんは、監査法人に勤務しながらマルチな活躍をされている会計士さんであり、以前から勝手に注目させて頂いておりました。先日、遂に初の書籍を出版されました。

 

 

 

書籍を見てビックリ。

 

 

まずは、タイトルと表紙と帯。
そう、物語形式をとっていることが分かります。

 

 

そして、目次を見て、さらにビックリ。

 

 

▼目次

第1章 勘助は「儲けのしくみ」を理解した
第2章 勘助は「買い付け業務」に挑戦した
第3章 勘助は「売掛金の回収」を始めた
第4章 勘助は「原価のしくみ」を知った
第5章 勘助は新たな「販売戦略」を立てた

 

 

江戸商人の勘助という登場人物が、商売を行いながら、儲けのしくみなどを理解していくというストーリー仕立てであることが分かります。

 

 

この目次を見た時に、「あっ、そうきましたか!?」と唸りました。

 

 

会計の入門書は「簿記(帳簿記入)の説明」や「決算書の読み方」に終始したものがほとんどであり、だから面白くない本が多いのですが、眞山さんは商売を展開していくストーリーの中に会計のエッセンスを入れてきました。このような本は、「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」などがありますが、非常に類書が少ないのではないかと思います。

 

 
前置きが長くなりましたが、本書を読んでの感想は
●会計の知識は、会社が儲かるために必要なもの (←著者も本書で書いている)
●儲けるためには、会計の知識が必要
ということ。

 

 

会計入門書にして、原価計算、与信管理、債権回収、販売戦略にまで触れている書籍はほとんどないと思いますので、この点においても本書のバリューは高いと思いますが、これらを専門用語を使わずに、喋り言葉で説明しているところも本書のバリューです。

 

 

本書は、書店では会計書コーナーに積まれているのではないかと思いますが、経理担当者より、経営者や営業担当者が読むべき本だと思います。「儲けるための会計の基礎知識」をさくっと学べる一冊です。